atmの脳内

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2期7羽の洋酒入りのお菓子

ココア‬ちゃんと‪チノ‬ちゃんがブランデー入りチョコレートを食べて酔ってしまうシーンですね。
神回と呼ばれる事もあって人気の高い回です。

ここで、2人が酔った際「洋酒入りのお菓子で酔うなんてありえない!」と‪シャロちゃんが言っています。
確かにこれで酔う人は中々居ませんし、自分も見た事がありません。2人は一体どれくらい酔いやすいのでしょうか。


本題に入る前にまず2人の体重を推測する必要があります。血中アルコール濃度を求める為ですね。公式が設定してくれれば助かったのですが、残念ながらそんなものはありません。
平均身長から離れている為、単純に平均体重を基準とする訳にはいかないので上手いこと計算する必要があります。

2人の年齢ですが、8羽で新学期を迎えるのでこの時点ではまだ進級自体はしていません。しかし計算が無駄に煩雑になるので4月になって進級している事とします。
チノ‬の誕生日は12/4なので14歳の中3、‪ココアは4/10なので16歳の高2です。

文部科学省の学校保健統計調査による女性の平均の身長/体重データ(H29版)を置いておきます。
中3 156.5/50.0
高2 157.6/52.6


2人の身長は画集によると‪ココア154cm、‪チノ‬144cmです。しかしどの時期を想定した設定か分からない(画集を持っていないのでよく分からない)為初登場時のものと仮定して、多少成長させた値をざっくりと求めます。


  • チノ

H28の13歳の平均が154.8cm
H29の14歳の平均が156.5cm
チノ‬13歳が144cmです。
144÷154.8で出た値に156.5を掛けると
145.5813953488372となります(iPhoneの電卓を使用)
よって‪チノ‬は145.6cmに成長しました。


  • ココア

H28の15歳の平均が157.1cm
H29の16歳の平均が157.6cm
ココア‬15歳が154cmです
上と同様に求めると154.4901336728199
よって‪ココアは154.5cmに成長しました。


次に体重を求めますが、BMI指数(成人用)ではなくローレル指数を用います。ローレル指数は中3までを対象としているので‪ココアの計算値が少しずれてしまいますが、BMIだとちょっと計算が面倒な事になるのと16歳が中途半端な位置なので今回は使いません。
ローレル指数は130を標準としているのでそれを使います。個人的に‪チノ‬は痩せ型に見えますが、かなり主観的な要素なのであくまで標準で計算します。


公式:体重(kg)÷身長(cm)^3×10^7=ローレル指数(今回は130)より
体重(kg)=身長(cm)^3÷10^7×130です。

よって‪チノ‬の体重は40.1kg
ココアの体重は47.9kgと推測されました。
改めて平均と比較するとこうなります。
チノ145.6/40.1 ココア154.5/47.9
中3 156.5/50.0 高2 157.6/52.6
チノ‬はもっとご飯を食べよう。

また、面倒と言いつつBMI指数(22を基準とする)を用いて計算し、最後に18歳と比較した補正値を掛けると‪ココアは51.5kgになります。こっちの値の方が近そうだし、3.6kgもずれるとは思っていなかったので後々の計算結果のBMI版を()内に表記します。


ちなみに設定通りに計算するとそれぞれ38.8kgと47.5kgとなります。‪ココアはともかく‪チノ‬は少し痩せすぎになってしまうのでなるべく現実的な値に近づくよう成長させた訳ですね。(アニメだからと言われればそれまでだし、それでも平均より10kg低いのですが…。)


ようやく本題に入れます。


リゼ‬が持ってきたチョコは縦4横5の20個入りのチョコです。よく見るタイプの箱入りチョコですね。
2人が酔った時、見える範囲で箱に空きが4つあるのでブランデーチョコの数は4つとし、2人は2個ずつ食べた仮定します。流石にこのタイプで全部ブランデー入りは考えにくいでしょう。
まあ4つ入ってるのも見たことがありませんが、甘めに判断しています。チョコだけに。

余談ですが、‪リゼがカレーに入れたチョコは円柱を縦に半分にしたかまぼこ型をしています。
しかしこの形のチョコは箱に入っていません。一体どこから出したんでしょうね。


アルコール量はロッテのバッカス(冬季限定)というチョコレートを参考にします。これはアルコール分3.2%で、1粒標準5.7gです。

ちなみに純アルコール量は
酒の量(mL)×度数または%÷100×比重=純アルコール量(g)より、2粒で0.2889216gとなります。
これは度数5%のビールを7.22304ml飲んだのと同等です。

そして血中アルコール濃度の計算式は
血中アルコール濃度%=飲酒量ml×アルコール度数%/(833×体重kg)です。
計算結果は
チノ0.0011%
ココア0.00091%(0.00085%)

なんだこれは。

とりあえず進めます。
今回は酔いの中でも一番軽い「爽快期」を想定しています。変化としては
・さわやかな気分になる
・皮膚が赤くなる
・陽気になる
・判断力が少しにぶる
だそうです。大体当てはまりますね。
血中アルコール濃度が0.02~0.04%で爽快期になるそうで、度数5%のビールを133.6ml飲むとほぼ0.02%になります。

対して今回は0.001%。約1/20〜1/40のアルコール量で酔ってる事になります。
酔いやすいにも程がある。


ちなみにアルコールの分解に関しては
体重(kg)×0.1=1時間に分解できるアルコール量(g)で求められます(個人差アリ)。
今回の場合‪チノ‬なら1時間で4.01gなので4.32分で、‪ココアなら3.62分(3.37分)でアルコールが分解されます。速すぎる…。

作中では酔いがすぐ醒めてましたが、結構正確な描写だったんですね。

結論:このまま成長するなら2人は将来お酒を飲まない方が良い。


どうでもいいですが、名前の色付けはラビットハウスの制服のリボンの色から近そうなのを当てはめました。